屋台のタコス
日本ではあまり体験できない、まさに外国!という文化がいろいろあると思いますが、メキシコの屋台もそのうちの一つではないでしょうか。
ここではメキシコ、屋台のタコスについて紹介していきます。
メキシコでは屋台文化が日本の何倍も根付いており、タコスの屋台のことをタケリアといいます。タケリアでは通常コマルと呼ばれる焼き台や鉄板を置き、焼き立てのトルティージャに数種の具材とサルサを準備して提供されています。
タケリアはそこら中に乱立しているわけではなく、特にタケリアが多いのは、旧市街の地下鉄駅周辺、それに市バス(ペセロ)のターミナルが加わった場所(タクバ・タクバヤ・クアトロカミノスなど)、長距離バスターミナル周辺(タスケ-ニャ等)、メルカド(市場)周辺(ラ・メルセーなど)。つまり地下鉄駅+中産階級以下の人が訪れる施設のある場所が基本です。
メキシコシティーには、サン・フェルナンド館、ペンション・アミーゴというふたつの日本人宿があります。両方とも旧市街にあり、それぞれ地下鉄イダルゴ(HIDALGO)駅、レボルシオン(REVOLUCION)駅の近くにあり、周辺にはタケリアがたくさんあるようです。タコスといえば、パストールがもっともポピュラーでしょう。漬けこんだ豚肉がドネルケバブのようにグルグル回っていて、異国情緒満点です。屋台で食べれば、もっともエコノミーなタコスのひとつです。
注文の仕方
注文したい数字+デ ○○○○
例えば、3個のパストールを注文する場合は、"トレス デ パストール,ポール ファボール(POR FAVOR)"
ポール ファボール(POR FAVOR)は、注文やお願いの時にかならずつけなければならない言葉です。
? 5X5と書いてあるのは、タコス5個で5ペソという意味です。4X5は、4個で5ペソ。ちなみにX(掛ける)は、"ポール"と読みます。
? 注文後、調理の最後に"コン トード?(CON TODO?)" と聞かれます。これはタコスに入れる薬味の玉葱とシラントロ(コリアンダー)のみじん切りを入れるかどうかの質問です。両方入れて欲しい場合は、"コン トード ポール ファボール"玉葱を入れて欲しくない場合は、"シン セボーヤ ポール ファボール"、コリアンダーを入れて欲しくない場合は、"シン シラントロ ポール ファボール"と答えます。
? 支払いは、食べた個数を自己申告して、満腹後に。注文の度に代金を払う必要はありません